Macintosh
コンピューターというものを永遠に変えた、人類のマイルストーンがこの Macintosh。1984
年に発売されたこのマシンは、当時一部の専門家やマニア達だけのものだったコンピューターを「誰にでも簡単に使えるように」をモットーに開発された。呪文のようなコマンドを打つ必要も無く、退屈な黒字に文字だけのスクリーンとも決別した
Macintosh は、GUI (Graphical User Interface) とマウスを本格的に採用した初のコンピューターでした。それだけに世界中に与えた衝撃は計り知れず、それまでのコンピューターをアッと言う間に旧世代のものにしてしまったのです。
Macintosh が提案した操作性やインターフェイスは、その後21世紀に入ろうとしている現在においてパソコンの標準となっている事は、誰でも知っている事でしょう。Macintosh
がいかに先見の明があったかは、他社から出ている他のオペレーティングシステムを見れば一目瞭然です。Macintosh が持つインターフェイス、例えばプルダウンメニュー、パレット、クリック、ドラッグ、ウィンドウ、ダイアログボックスなどの基本的な部分は、その後に出る
OS やアプリケーションがそっくりそのまま採用している事から見ても、いかに優れたアイデアだったかが分かりますね。
しかし本物を越えたものは、20世紀中にはとうとう出ませんでした。本物はやはり本物にしか越えられませんよね。
写真の Macintosh は初代のマシンです。いわゆる「Macintosh 128K」と呼ばれているものですが、純粋に「Macintosh」というマシンはこのモデル以外にはありません。その後に出て来たマシンは全て「Macintosh
なになに」と呼ばれています(例えば Macintosh Plus, Macintosh Quadra など)。「Macintosh
128K」と言う呼び方は、他のマシンと区別する為に後から付けられた「あだ名」です。
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この初代 Macintosh 、後継機の Macintosh 512K まではロゴが背面にありました。このマシンは極初期のものなので、ロゴには「Macintosh」としか書かれていませんが、Macintosh
512K には「Macintosh 512K」と書かれ、Macintosh 512K としばらく平行して販売された初代 Macintosh
は、後期のものになると「Macintosh 128K」というロゴが付けられています。どちらかと言えば、「Macintosh
128K」というロゴが付いた物の方が珍しい気がします。
さて、初代 Macintosh を有名にしたのは、何もそのデザインと斬新なインターフェイスだけではありません。同時にアップルから発表された
MacWrite というワープロ、そして MacPaint というペイントソフトウェアは、その後に登場する全てのソフトウェアのお手本になったと言っても過言ではありません。MacWrite
は数種類のフォントが使えるだけでなく、見た目そのままに出力される WYSIWYG (What You See Is What
You Get) を実現した、初めてのワープロです。プルダウンメニューやダイアログボックス、複数のウィンドウを開く事ができるなど、それまでのワープロとは天地の開きがあるものになっていました。MacPaint
は、パレットという概念を提案し、マウスで自由に思いのままの絵をコンピューター上で描く事ができました。当時の人々には夢のように映ったに違いありません。今日のソフトウェアでは当たり前の機能やデザインコンセプトが、実はこの二つのソフトによって提案されたものなのです。
アップルはその後も Macintosh によって、全く新しいコンセプトを次々と打ち出しました。アップルは常に新しいアイデアで、世界をリードしているのです。
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